これは1997年後半に製作されたものですので時代背景が若干違う点はご了承ください。
<スゴイよイオリさん>
先生「じゃあ今日は転校生を紹介するぞ。入りたまえ。」
真吾「ええ〜と、ぼくの名前は矢吹真吾です。ヨロシクお願いします。」
教室は一瞬の内にざわめきだし、この転校生に質問したり、笑いかけたりする。
真吾「(みんな、いい人ばかりだなあ・・。)」
と、そのとき、真吾は自分のとなりの机が妙なことに気付いた。
真吾「あ、あの〜、どうしてぼくのとなりの机ってこんなに黒いんですか?」
そのとたん、クラス中の騒音が消え、皆が青ざめながら黙り込んでしまった。
真吾「え・・・、み、みんな・・・、ど、どうしたの?」
生徒「そ、そこは・・・ふ、普通じゃない人の席なんだ。・・・だ、だから・・・あまりかかわらないほうがいいよ。」
生徒2「高校1年のと内にすべての格闘技をマスターしちゃって・・・、今、修行に行っちゃってるんだ。」
真吾「で、でも・・・・なんで黒いの?」
先生「ゴ、ゴホン、グフン・・・・。さ、さあ授業を始めようか。」
そのとき――――――
?「きょおおおおお〜〜〜〜〜」
みんな「(ビクッ。)」
真吾「な、なんだ〜。今の声はああ〜〜。」
生徒3「か、帰ってきた。あいつが帰ってきた〜〜〜〜。」
その声はだんだんと近くなり、ついに教室の前まできた。
?「うあっ、うあっ、うあおおおお〜」
まるで麻薬の禁断症状のような叫び声はドアの前で激しく連呼されていた。
みんな「(ド、ドアでつっかかってる〜〜〜!!)」
真吾「(い、いったい、な・・・何がいるんだ・・・。)」
?「じゃまだっっっっ!!」
その声とともにドアは引きはがされ遥かかなたへと飛んでいった。
?「いや〜ごめんごめん、ちょっとあってね・・・ん?」
みんな「(な、なにがあったんだー?)」
?「きみは?」
真吾「え?あ、ああ・・・て、転校生です・・・名前は矢吹真吾です。」
?「ふ〜んなるほど・・・矢吹真吾か・・・う〜ん、じゃあこうよんでもいいかなっ。」
?「矢吹真吾だからヒビキ。」
真吾「ハ?」
?「ようしヒビキッ、今日からヨロシク。ウオンチュッ。」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
イオリ「ところでヒビキン、部活はもう決めたのかい?」
真吾「う〜ん、どこにしよ〜かな〜。」
リョウ「空手部だあああ〜〜〜!!」
真吾「うわっ、なんだっ。」
イオリ「きさまは・・・・。」
リョウ「用件は今朝、貴様に渡した手紙にかいてある。」
イオリ「どれっ、ふむふむ・・・。
『拝啓イオリ様。先日は私が不在中、他の空手部員をタコった上に燃やし、
なおかつ脱空手部にまでしてくれてわりゃこんちくしょう。あなた様は万死に値するのでヨロシク・・・・。』」
リョウ「そう、そして私にタコられたあかつきには貴様を空手部に入れる。無論、そこの奴もだ。」
真吾「そ、そんな・・・。」
イオリ「フッ、ほざきやがってこのこじきライダーめっ。」
そのときイオリの投げ捨てた手紙がみょーに小さかったので、ふと真吾は目を向けた。
真吾「(ぜ、全然違うじゃないかーーー。)」
リョウ「覚悟はいいか?イオリ。」
イオリ「ほざけ、貴様なんぞオレの開発したセクシーコマンドーで血祭りにあげてやる。」
リョウ、真吾「セ、セクシーコマンドー??」
イオリ「はあああああああ・・・・・・・・。」
リョウ「な、何をするつもりだ・・・・。」
イオリ「とああああ〜〜〜〜。」(近距離←/↓\→+強P)
リョウ「な、なにい〜〜〜〜。」
イオリ「これぞ、オレがあみだしたむりやり相手にスキをつくるといわれている古代から伝わる格闘技、
セクシーコマンドーだっ。」
リョウ「9、96からあったやんけ・・・・。」(ガビ〜ン)
イオリ「だまれえっっ、貴様は万死に値するっ。」
イオリ「エヴァンゲェリオ〜〜〜ン!!(回避不能古代的肉食人種専用予定法律)」
[↓\→\↓/←+P、(MAX)]
リョウ「わいの完敗やあああああ〜〜。」
真吾「血、血ィ噴きだしてるー。」(ガビ〜ン)
イオリ「本当に血祭りになったろ☆」
リョウ「ま、負けた・・・・・・・。」
(スッ)
リョウ「え?」
イオリ「さあ立ってくれ。ぼくたちと一緒に空手部員を探しに行こう。」
リョウ「イ、イオリ・・・・。」
真吾「イオリさん・・・・。」
イオリ「三人もいれば十分さっ。」
リョウ「あ、ああ・・・。あと二人いなきゃあだめなんだが。」
イオリ「心配ないさっ、もう校長からOKはもらってるんだ!!」
部活名 セク○ーコマンドー部 部長 八神 庵 大会実績 新しい時代の幕開け |
リョウ、真吾「へ?」
リョウ、真吾「な、なんじゃコリャアアアア〜〜〜!!」
イオリ「さあ〜て、'97は近いぞっっ。ファイトッ。」
リョウ「ま、まちくされええ〜〜〜〜〜!
空手は、空手部はど〜なったんやあああ〜〜!!」
イオリ「ほざけっっ、いやむしろはみだせっリョウ。
この高校には始めから空手部なんぞないっ。」
リョウ「ふざけるなっ。俺はこれでも極限流空手の師範代だぞ〜〜〜〜!!」
イオリ「あざけばれっリョウ。この世のどこに気を飛ばしたり、
地上投げから空中ヒットさせるよ〜な空手がどこにあるっっっ!」
リョウ「うるせえっ。そりゃおやじが考えた必殺技だっ、空手なんだあーーーーー!!」
イオリ「だまれえっっ。
天狗の面かぶってMrカラテとか言ってる奴の教えを信ずるのかっっ!」
リョウ「ぐああああああ〜〜〜〜〜、いうな〜〜〜、いわんでくれえ〜〜〜〜〜〜〜〜。」
>リョウは死んだ・・・。彼の中で何かが崩れ落ちた。
そう、そのとき彼の自称空手生命は砕け散った。
――そしてKOF97にむけての猛練習が始まった――
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||