ドンドン...ドンドン...

ヒロ「ん?・・・・・」

まぶしい朝日、朝7時。う〜んやっぱまだ寝ていたい...。

ドンドン...ドンドン...クソッ、ドンドン...

ヒロ「んん?」

あかりのやつが朝っぱらからノック・・・・何か違う・・・

オレ的嫌な予感三択。

1、ドアにゴスパン
2、ドアにターゲットコンボ
3、弱足2回ヒット確認の練習

どれも嫌あああ〜〜〜〜〜〜

煙玉で1秒で着替え、ドアへと走る。

ヒロ「こらあああ〜〜〜〜〜何やって・・・」

ズガン

オレの目の前でドアが吹き飛び、波動のかたまりが5発ほどグッドモーニングだった。

ヒロ「うおおおおおお〜〜〜」

オレは死ぬ気でこの波動をブロッキングした。負けられない!! 

オレの後ろには闘えないダイニングルーム達がいるんだっ!!

青白く光るオレの前で腕を組み、ハチマキをゆらす女子高生の姿。

あかり「あっ、おはようヒロユキちゃん」

ヒロ「あほんだらああっっっ!!」

あかり「ぎゃおっっ!!」

オレの鎧通しが朝一番で炸裂し、あかりのやつを向かいの家まで吹っ飛ばす。

コンクリートの壁をぶち破り、女子高生は電柱のしたに下敷きになった。

ヒロ「朝っぱらからオレん家破壊しやがって!! 普通にノックできんのかおのれはっっ!!」

あかり「何をいうヒロユキ!! 弱足2回ヒット確認からのスーパーアーツはストV野郎にとって基本中の基本!!

           こういった日々の鍛錬が・・・・・」

ヒロ「もっぺん死ね」

あかり「ぎゃおお!!」

中Kから雷打をたたきこみ、オレは学校へと急ぐ、今日は卒業式だったな。

卒業式が終わり、志保のやつがゲームセンターに行こうと言い出したので、

いつもの4人でゲームセンターに行くことにした。

志保「さー! ゲームで勝負! 負けたほうは・・・・う〜ん?」

雅史「勝ったほうになんでも好きな連続技を決められるってのはどう?」

あかり「えー!!」

ヒロ「却下だ却下!!」

雅史「大丈夫だよ浩之、ようは負けなきゃいいんだから」

志保「そーよ、そーよ」

雅史「命がけのゲームじゃないとみんな本気ださないんじゃない?」

ヒロ「(・・・ガ・・・ガッデム)」

負けられない...雅史はともかく、志保やあかりになんざ負けたら生死にかかわる。

ここぞとばかりにまったくグレイトだぜってヤツをくり出してくるに違いない。

志保「じゃあジャンケンで勝った人がご指名ってことで」

命をかけたゲーム、大事な大事なはじめの一歩に・・・オレは負けた。

志保「やったー、じゃあ私は雅史を指名〜〜」

雅史「おてやわらかに」

あかり「ヒロユキちゃんとか。ようしがんばるぞ〜」

ヒロ「・・・・・・・・・」

こうなったら腹くくって気合を入れよう、このゲーム・・・絶対に負けられん。

そうさ、要は『あかりにゲームで負けなきゃいい』ってことだ...

よーしあかりのやつめっっ!! リープから闇時雨くらわしちゃる!!

志保「じゃあ何のゲームにする〜?」

雅史「これいいんじゃない、このシューティングゲームのスコア競争」

志保「えー? シューティング〜? シューティングって最近新しいのがウジャウジャ出てくるからやり込めないのよね〜」

ヒロ「でもみんなやったことねえんだろ、このゲーム。じゃあこれにしようゼ」

 

[おぜう様は天帝]

横スクロールシューティングです。おぜう様は天帝で、なぜか敵が襲ってきます。おぜう様をぶっ殺す理由は、

『権力争い』『自分の町を救うため』『女の子と逃げるため』から『親父の車を取り返す』『卒業試験』『やつあたり』等と様々ですが、

多くのものはただなんとなくぶっ殺しにきます。レバー8方向3ボタンです。ショットは2種類で炎と氷が出せます、ボムは3種類。

尚、ボムボーナスのほかケズリボーナスもあるのでがんばりましょう。

 

志保「じゃあ私からいくわよ〜」

コインを入れスタートボタンを押す志保。『Die!!』というかけ声とともに自機が出現した。

・・・・・このキャラ・・・なんとなく先パイに似てる。

[結果]

志保・・・92兆とんで6億点

志保「こんなもんでしょ」

雅史「すごいね、ゲーム雑誌のスコア集計にのりそうな数値だね」

ヒロ「92兆ってなんだ? いいのかそんなに桁数使って・・・」

雅史「じゃあ僕の番だね」

雅史・・・125兆9921億6321万5380点

志保「はえ?......」

雅史「じゃ、遠慮なく」

振り向いた志保にめがけ無数の光の輪が放たれ、全身にすべての輪がヒットした志保めがけ雅史の蹴りが炸裂した。

恐い恐い、雅史だからあれですんだものだ。さて、オレの場合はそうはいかない、よし。

ヒロ「じゃ、オレがやるかな」

やってみると中々もってクソゲーだった。やられてもリザレクションとかいってすぐ復活するし、ショットやラリアット、

ヘッドバットの威力も強い。軽く3面ほどクリアしたあたりで妹(?)登場。エイジスなんたらやらタイラントやらうるさかったが

ボムを使ったら画面後ろからなにかが高速で相手に突っ込んでいき画面がホワイトアウト、気づいたら相手は沈んでた。

他のボムも上から大量の隕石が降ってきたりして非常に高威力でうさんくさかった。ボスはほとんど一撃だったし。

ヒロ「ふっ、オレの勝ちだな」

ヒロ・・・621兆8892億6325万8340点

あかり「ぬぬっ!」

志保「すっごーい」

雅史「やるね浩之」

あかり「え〜、ムリだよ〜こんなの〜」

あかり・・・9999兆9999億9999万9990点

ヒロ「・・・・・・・・・・・・・・」

あかりのやつは運良くリザレクションによる全回復に成功しつづけ、

カウンターストップよろしく6週クリアだった。クソゲーだ。

あかり「わ〜〜〜〜〜〜〜い」

オレは血の気が失せるのをこれほど強く感じたことはなかった。これはこれはアルカード様って感じで死神も見えた。

志保「ちょっとあかりー、あんますごいのやるとヒロ壊れちゃうわよ〜」

雅史「そうだね、この中じゃ防御力も一番低いしね」

いいぞお前ら!! もっと言え!!

志保「さすがに光る横ゲリ2発と真空波動ってのはやばいんじゃない?」

雅史「画面端で真昇竜の永久コンボとかもやめたほうがいいよ。あっ、3rdじゃ無理だったね」

ヒロ「・・・・・・・・・・・・」

あかり「え〜、やろうと思ってたのに〜」

殺す気マンマンアソパソマン。逃げようかな、ホント。

あかり「じゃーヒロユキちゃん、ちょっとしゃがんで」

ヒロ「えっ? こうか?」

ズゴン・・・・・・

オレは意識を失った。

・・・・・しばらくして目が覚めると・・・・天国・・・じゃない、ゲーセンだ。

あかり「大丈夫?」

ヒロ「う・・うう・・ん・・・」

体中ににぶい痛みがほとばしる。骨や内蔵に異常があるかもしれん。」

志保「いや〜おみごとあかりぃ〜」

雅史「リープから昇竜、スーパーキャンセルして真昇竜。その後足刀蹴りだね」

志保「追い討ちが難しいのよね〜」

あかり「えへへ・・・」

ヒロ「え・・えへへじゃ・・・ね・・・だ・・・」

その後あかりに家まで運んでもらい、明日もこの世にいれますようにと覚悟を決めて寝た。

続く。

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