SMR(Shagatyu Mystery Reportage)。
この団体は、世の中の

「なんでだろう?」
「どうしてだろう?」

を独自の理論(主に妄想と思いこみ)で解明し、皆に既知の事実の真相を知ってもらおうと、
O山プロが提唱し、周りの人間を巻き込んで一気に不安に陥れるためのしゃが中内の団体である!

〜登場人物紹介〜

O山プロ(以下:O)→SMR隊長の役割を担う男。独自の根拠のない妄想に基づく鋭い切り口で事実の裏側を暴こうとする。
春山ハルタ(以下:春)→SMR隊員。パソコンを駆使した情報収集と交渉術を持つ。
My L(以下:M)→SMR隊員。主にO山プロのでっち上げた情報に突っ込みを入れるが、いつもそれっぽい理由で言いくるめられる。

 

SMR File No.10325
〜オレンジの謎を追え!〜

-第1章 「メイド喫茶」-

O:「おぉっと! いけね。早くしないと春さんとの待ち合わせに遅れてしまう。
確か…前に懸賞で当たったオレンジカードがあったな。あれを使おうか。」




春:「おはようございます。プロ。本日もいい天気ですね。」
O:「おはよう。もう今日の目的など放棄してそこのビアガーデンでビールでも飲みたい気分だね。」
春:「ダメですよ、今日はプリムで飲もうって言い出したの、プロさんなんですから。」
O:「おう、わかってるって。さ、早く行こうぜ。」




――――――――プリムにて

O:「いやぁ、今日はさぁお金をかけずに札幌へ来ることができたよ。」
春:「へぇ〜、そうなんですか? この自動改札機の時代に、キセルですか?
O:「あまりキセルなんて言葉知っている人は少ないと思うが? ってかキセルはタダじゃないだろ。」
春:「で、どうやってきたんです?」
O:「いやぁ、以前ね、

『アナタは10万人の名から選ばれたラッキーマンです!
                下記の住所に印鑑と通帳を持ってお越し下さい!』

っていう葉書が届いてね。言われたとおり、道ばたで拾った印鑑と通帳を持ってその場所に行ったら、
10万円分のオレンジカードをくれたんだ。それで、札幌に行けたんだけどさ。」
春:「(それは思いっきり詐欺にあってるんじゃ…? だいたい10万円分のオレンジカードなんか偽造以外の何物でもないだろうに。)
そうなんですか〜。それはラッキーでしたね〜。」
O:「うん、まぁね。あ、俺チキンサンドとアイスコーヒー。ブラックで。
春:「あ、ボクはオレンジジュースを。」

春:「そういえば。」
O:「うん?」
春:「JRのプリペイドカードって『オレンジカード』ですよね? オレンジジュースで思い出したんですが。」
O:「うん。さっきも俺も言ったけど、そうだよ。」
春:「オレンジカードの『オレンジ』って何か意味あるんですかね?」
O:「そんなこと言っていれば、地下鉄の『ウィズユーカード』だって意味わかんないよ。」
春:「ですけど、ウィズユーカードはまだ『地下鉄や市バスはいつもアナタの側に』
という意味が含まれててちょっと好感が持てるんですよ。リピュアっぽくて。」
O:「なるほど…。確かに『オレンジ』という言葉自身には、あまり意味は感じられないな。」
春:「これはちょっと調査する必要があるんじゃないですか?」
O:「そうだな…、よし、SMR! 出動だ!」

-第2章 JR北シ毎道-

春:「というわけで、調査開始したんですが、どこから始めればいいですか?」
O:「そりゃまず、JR北シ毎道に電話だろう。すぐにわかるだろうさ。俺はMy Lに連絡を取ってみる。」
春:「そうですね。わかりました。」

プルルルルルル…プルルルルルル…ガチャ

J:「はい、お電話ありがとうございます。JR北シ毎道です。」
春:「あ、すみません。少々おたずねしたいことがございましてお電話したんですが。」
J:「はい、どのようなご用件でしょう?」
春:「実はですね…。オレンジカードのことなんですが、なぜオレンジなんですか?」
J:「その事につきましては、上層部の決定なので我々ではわからないんですよ。」
春:「じゃあ、上層部に問い合わせてもらえませんか? どうしても我々は知りたいんですよ。」
J:「かしこまりました…。少々お待ち下さい。」

―保留音:『スペランカーのテーマ』

J:「お待たせ致しました。上層部の回答では
『名前は名前なので別にこれといった意味はありません』
ということです。あまりご期待に添えられない回答で申し訳ありませんが。」
春:「ということは、『オレンジ』に関しては特に意味はないとのことですか?」
J:「そうなりますね…。」
春:「そうですか…わかりました。わざわざお忙しい中お時間を取らせてしまい、申し訳ありませんでした。」
J:「いえ、わざわざお電話ありがとうございました。」




O:「どうだった? 首尾は?」
春:「はい、それがですね…。」

O:「う〜ん…いまいち的を射ているようで射ていない回答だな。」
春:「そうなんですよ。ボクとしてもちょっと物足りないですね。」
O:「ま、上層部に聞いてみてそう言う回答が返ってきたのなら、それはそれなんだろう。」
春:「いいんですか? これ以上問いつめなくて。」
O:「何度同じ質問をしても同じ回答が返ってくるだけだ。だったら俺たちが独自に調査すればいい。」
春:「そうですね。それがSMRの存在意義ですもんね!」

-第3章 独自調査-

(場所はO山プロの家)

M:「おはようですの〜。」
O:「モーニン、My L君。」
春:「お〜は〜よ〜。」
O:「というわけで、今回の目的は『オレンジカードのオレンジの名前の由来は何だ?』
なんだが、My Lは特に心当たりあるかな?」
M:「オイラとしては『オレンジの棺桶』辺りを調査するといいと思うよ〜。」
O:「うむ、それなんだが俺も先ほどネットカフェでそのことについて調べてきたんだ。
管理人のデビル君はJR北シ毎道との関連性は全くないといっている。
そりゃそうだとも思ったけどね。本人は風邪で辛そうだった。」
春:「となると今のところ、調査する手段はGoogleしかありませんね。」
O:「あぁ、そうだな…。」

ポチ(PCの電源を入れる音)、フィイイイ〜ン(ファンの回る音)
「兄君様にお会いできて、ワタクシ感激です。」(起動音)

O:「………………。」
春:「………………。(春歌だ)」
M:「………………。(シスプリだ)」
O:「ま、まぁアレだ。事故だ、事故。あぁ〜きっと弟だな〜。
最近俺のPCを勝手にいじってることがあってさ〜。本当に萎えるんだよねぇ。」
春:「で、では早速調べてみましょう。
O:「…………。」
M:「…………。」
O:「見事にないな…。」
春:「そうですねぇ。どこかの鉄道オタクがこのことについて語っていると思ったんですが…。」
O:「仕方ないな、他の手段を当たるか。」
春:「あと、この家に存在する資料と言えば、この『諸政記』くらいしかありませんが。」
M:「ってか、何? この本。」
O:「あぁ、これね。これは昔々の人が書き残した予言書なんだ。」
春:「予言書?」
O:「うん。この本はO山家に代々伝わる名書でね、俺の人生の岐路からアメリカの同時多発テロまでを言い当てた
とってもありがたい本なんだ。未来がわかってしまうから、あまり見てないんだけどね。
厚みがあって倒れないからブックエンド代わりに使ってる。」
M:「どう見ても(シスプリものの)エロ同人にしか見えませんけど?」
O:「それはカムフラージュだよ。My L君。こんなものがいかにもそれっぽかったら、
みんなそれを狙うだろ? だから敢えて表紙を狙われなさそうなエロ同人にしたんだ。
中身はエロ同人じゃないよ。」
M:「本当だ。」
春:「ってことはこの予言書を元にオレンジカードの由来を調べようっていうんですか。」
O:「八方ふさがりになってしまったのだから、ここで無理矢理調べるしかないだろうに。」
M:「そりゃそうですが…。」
春:「骨の折れる作業ですねぇ…。何かいい方法はないんですか?」
O:「ないよ?」
M&春:「Σ(゜Д゜)

-第4章 真相究明-

―2時間後

O:「なにかわかったか?」
春:「一応それらしい詩を見つけたのですが…。」
O:「どれだ?」

―真夜中に彼らは橙に輝く太陽を見るだろう
―彼らが息をのむ瞬間
―騒音 絶叫 荒れ狂う大地を見るだろう
―人々の悲鳴が聞こえるだろう

                             諸政記第12章第2記より

O:「こ、これが…。そうなのか?」
春:「今のところ、「オレンジ」と名の付くものをピックアップしただけなんで、
これが調査の対象なのかどうかは判断しかねますが。」
O:「とりあえず手がかりがない以上、この詩を解読するしかあるまい。
何か嫌な予感がするんだ…。」

O:「まず、この一行目だが…。」
春:「『真夜中に彼らは橙に輝く太陽を見るだろう』ですか…。」
M:「真夜中に太陽が昇るわけないじゃないですか。
O:「それを言ってしまっては解読は進まないぞ。」
春:「何か真夜中にある明るい物体と捕らえるのが妥当でしょうかねぇ。」
O:「あぁ、そうだな…。」
春:「…。」
M:「…。」
春:「そういえば、夜寝るときとかPS2とかパソコンのスタンバイの明かりってうるさくありません?
オレンジとか緑とか赤とか。」
O:「突然どうしたんだ?」
春:「いや、そこにあるプロさんのPS2っていつも赤い光がついているじゃないですか。
それがちょっと気になってて。」
O:「あぁ、俺はいちいち後ろの電源ボタンを入れてからゲームをするのがおっくうでね、
だからスタンバイ状態にしてあるんだ。………………

…………そうか! わかったぞ!!!
春:「な、なにがわかったんですか?!!!?」
O:「あの詩の意味だよ! まず、一行目、『真夜中に彼らは太陽を見るだろう』は、夜中に光る明かり、
つまり深夜になってもまだ活動を続けている人たちのことをいうんだ!」
M:「ボクのような?」
O:「そうだ、深夜になっても何かしている人たちは大抵部屋の明かりをつけているだろ。」
春:「そう言う人たちが一行目の『太陽を見る人』になるのですか?」
O:「そうだ。真夜中になっても煌々と明かりをつけている人たち…。理由は様々だろうがな。
俺は特に『夜になっても眠れない』という人が危険だと思っている。」

春:「では、2行目の『彼らが息をのむ瞬間』というのは?」
O:「お前達、【睡眠時無呼吸症候群】という言葉を知っているか?」
春:「確か以前新聞で騒がれていましたね…。たしか昼間でも眠たくなってしまって、
機材の操作が止まってしまい、事故などが起こりやすくなると言う…。」
O:「そうだ、かのチェルノブイリの原発事故も睡眠時無呼吸症候群が原因で起こったという学者も少なくない。」
M:「ボクはそれを知らないんだけど、どういうものなんですか?」
O:「あぁ、簡単に言えば睡眠時、呼吸が止まってしまう症状のことをいうんだ。
仰向けになっているとき、舌根と言われる下の付け根が気道をふさいでしまい、呼吸が止まる。
普段は睡眠時でも舌根が上に上がって気道が確保できるのだが、肥満の人は脂肪が気道をふさいでしまって、
この症状になることも少なくないらしい。」
M:「それがどう危ないの?」
O:「いいか、睡眠時に呼吸が止まるということは、その時点では体に酸素が行き届いていないことになる。
その場合、脳はどういうわけか覚醒するんだ。」
M:「おでこが光ったり?
O:「それはちょっと違う。いわゆる『目覚め』だよ。脳が覚醒してしまって休めなくなるんだ。
そうなると、疲労を回復できていない脳は昼間だろうと休息を要求する。実際は寝てないんだしな。」
春:「そうなると、今度はひょっとして…。」
O:「そう。昼間に眠たくなる。だが、その最中もやはり無呼吸の時間があるので、
実際寝た時間よりは疲れが取れてないと感じるんだ。
この悪循環のことを2行目の詩では伝えていると思う。」

M:「じ、じゃぁ。3、4行目の
『騒音 絶叫 荒れ狂う大地を見るだろう
            人々の悲鳴が聞こえるだろう』
は? どうなんですか?」
O:「問題はここだ。この睡眠時無呼吸症候群は肥満の人によくある傾向とは言え、誰にでも起こりうる症状なんだよ。
このストレス社会だ。ストレスにより眠れない人や仕事や勤務時間の多様化により夜に眠れないという人が増えてもおかしくない。」
春:「そいうのも睡眠時無呼吸症候群の原因になりうると?」
O:「公式には発表はないが、俺個人として、ストレスというのは、大いに原因になると思う。
そして、この症状にかかった人には容赦なく眠気が押し寄せる。
もしそれが電車や飛行機の操縦桿を握っている人だったら?
もしそれが危険な火薬を扱っている人だったら?
もしそれが外科の手術中だったら?

電車ならスピードが上がりすぎて脱線や遅すぎ等によるダイヤの遅れ、
飛行機なら言おうがな、墜落や接触、
火薬なら爆発、手術なら患者は死亡だ。」
春:「お、俺たちはそんな恐ろしい中にいるというのか…。」
O:「この『騒音 絶叫〜』というのはそれらの事故が複合して起こり、
社会が崩れていく様を如実に現していると思うんだ!!!!!!」

春&M:「な、なんだってぇぇぇぇぇぇええぇぇ〜〜〜〜〜!!!!!!!」

O:「考えてもみろ、今電気やガス、水道、電話などの我々のライフラインを管理しているのはなんだ?」
春:「コンピュータですよね。」
O:「じゃあ聞くが、そのコンピュータを管理しているのは誰だ?」
春:「……人間です。
O:「そう、どれだけ技術が発達したとはいえ、その技術を管理し、運営しているのは人間なんだ。
その管理する人間が操作時に眠っていたらどうなる?」
M:「混乱を招きますね。」
O:「そう、欲しいときに欲しいものが手に入らない、というのは思っている以上に混乱を招くものなんだ。
有名なところでは'73年のオイルショックなんかがそうだな。
特に電気、水を必要とする工業地帯は操作ミスは死活問題だ。
もちろん飛行機の管制官や操舵士など命を危険にさらしている人たちは無数といる。」
M:「そう言う人たちが就業中に眠ってしまったら…。」

O:「!!!!!!!!!!!!!!」
春:「Σ(゜Д゜)」
M:「Σ(゜∀゜)」

O:「お、俺たちは…オレンジカードの名前の由来を調査しているうちにとんでもない事実にぶち当たってしまった…。」
M:「はっ! そうですよ! プロさん! あの詩から察するに『オレンジカード』のオレンジは太陽の色です!」
春:「!!!!!!!! そうか! あの『オレンジ』には太陽の意味があったのか!」
O:「【太陽のカード】か…。裏を返せば
【太陽が昇っているときに起きている人が使えるカード】
とも取れるな…。」
春:「このカードの由来は…。」
M:「睡眠時無呼吸症候群の事を暗に示していたのか…。」
O:「そうか…JR北シ毎道は乗客と運転士の安全のことを考えてこの名前を付けたのか…。」
春:「これは…。」
M:「JR北シ毎道の方々の好意を無駄にするわけにはいきませんね。」
O:「俺は少しダイエットも考えた方がいいかもな。」
M:「ボクはこれから規則正しい生活をしようと思いまーす!」
春:「俺はこれから睡眠時無呼吸症候群についてもう少し掘り下げてみようと思います!」

O:「ようし! みんな! 合い言葉だ!」
M:「ええ!」
春:「はい!」

O&M&春:「規則正しい生活は人類滅亡を防ぐ盾!」

 

※このストーリーは一部実話に基づいておりますがフィクションです。
登場する団体名、個人名は実際のものとは関係ありません。最後のゴリ押しは管理人が眠たいからです。ごめんなさい。

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