●必ずお読み下さい!● このテキストはワタクシ、O山プロが実際に体験した話を元に、勝手に想像力を膨らませ、 全くのフィクションです。 決して誹謗中傷目的や皆様の混乱をいたずらに招くために書いているわけではございません! これらの約束が守れないような方は即座にブラウザの「戻る」ボタンを押されるか、 |
SMR 調査File No.CECHA00
【PlayStation3の謎を追え!!】
後 編
翌日―市内某病院
「え? 異常はない?」
医者:「はい、念のためCTやレントゲンでも検査してみましたが、骨、神経、筋肉、皮膚共に異常と思われる箇所は発見できませんでした。
はっきり言えば『健康体』ですね。ただ、若干の疲れがあるようです。血中の栄養素は少ないですが、ご質問のあった両腕に異常はありませんでした。」
「そんな…。」
「いや、喜ぶべきなんじゃないですか? ですが、あのときはびっくりしましたが。」
医者:「何度も反復して同じ動きを繰り返すと無意識のうちに同じ行動を取ってしまう、と言うことはあるみたいですが。」
「そんなことがあるのか?!」
医者:「えぇ。人間の記憶と同じく、筋肉も何度も何度も反復した動きを繰り返すとそれがさも当然のようになってしまう。キーボードのタッチタイピングとかもそうですよね?
記憶と筋肉の双方がいい方向に作用して効率化が図られるんです。そのせいじゃないでしょうか?
だいぶ激しくゲームをされていたみたいですねw」
「まぁそれが仕事だしな!!」
「あまり褒められてませんよ。」
「ま、異常がないと言うことがわかっただけでもOKだろう。さぁ帰ろうぜ! O山プロが待ってる!!」
「そうですね、帰りましょうか。」
「異常がなかった?」
「あぁ、医者が言うには特にどこも問題ないそうだ。」
「そうか…。」
「な、なんかあまりうれしそうじゃありませんね? 何でみんな嬉しそうじゃないんですか?」
「いや、これでますます俺の立てた仮説が正しいと思えるようになってきたんだ。」
「昨日言っていたことですか?」
「あぁ、実はあの後俺は独自に調査を進めていたんだ。体が勝手に動き出すことも含めてな。
そのとき俺はある恐ろしい計画を知ってしまったんだよ!!」
「エェ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!?」
「まず我々がPlayStation3について入手した情報をおさらいしよう。」
「えぇと、まずPlayStation3から出ている微弱な電磁波が特殊な防犯システムに引っかかったことがそもそもの発端ですよね?」
「で、それは今まで販売されていたどのPlayStation3でも起こらなかった。
俺たちが買ってきた最新バージョンのシステムソフトウェアを組み込まれたモデルのみが反応した、ということだな。」
「そして体が勝手に動き出すことに関しては身体的な異常は見られない、と。」
「そんなところだな。」
「それとO山プロさんのいう『恐ろしい計画』って何ですか?」
「ではまず順を追って説明していこう。筋肉が動く仕組みは知っているか?」
「ナメんなよ! 俺はこう見えても中学、高校と理科は全くからっきしだったんだ!」
「何か聞いたことはありますが…。」
「人間の筋肉は―全てがそうというわけではないが―脳から発せられる指令が神経を経由して筋肉に伝えられることで動く。
そのために使われている伝達媒体が電気なんだよ。」
「電気?」
「電気が人間の体に流れているのか?」
「といってもそれこそPlayStation3が発する電流の何億分の1というごくわずかとも言えないくらいの超微弱電流だがな。
これは最新の人間工学でもわかっていることだ。脊髄反射や心筋などの一部の筋肉などは脳からの電流で動かない物もあるが。」
「それが体が勝手に動くことと何か関係が?」
「もしも、もしもだぞ。
お前達の体がPlayStation3に
勝手に『動かされている』としたら?」
「ッッッッッッッッッッッッッッ!!!」
「し、しかし! あり得ませんよ!
O山プロさんのいう筋肉が電流で動いているとしたって、脳からの電流はPlayStation3の何億分の一といった超微弱電流なんでしょ?
だったら、PlayStation3が人間の体を動かすなんて事、できるわけがありません!!」
「俺も最初はそう思った。どう考えてもPlayStation3が発する電流は人間の体を動かすのには大きすぎる。
大きすぎる電流は別のエネルギーとなってしまうからな。例えば物理エネルギーなどになってしまう。
電気ショックで体が動くのはそのためなんだが。」
「で、でもよ! お前の仮説ではPlayStation3のせいで俺の体が動いたんだろ?」
「そうだ。表現がまずかったかな。言い換えよう。
お前達の体を司る機能が
PlayStation3によって操作されているとしたら?」
「『俺たちの体を司る機能』って…………………ハッ!!」
「脳か!!!」
「そうだ。PlayStation3から発せられる電磁波が脳に影響を与え、
その影響下にある脳が筋肉に指令を出しているとすれば、お前の体が勝手に動き出したことにも合点がいく。」
「じゃあ、PlayStation3の電磁波は筋肉ではなく脳に影響を与えていたと?」
「そういうことになるな。」
「だが、じゃあ何でPlayStation3が俺たちの体を操作する必要があるんだ?」
【O山プロ注!!】
ここから先はライター、O山プロが勝手な妄想で書き上げた全くのでっち上げです!
ここら先に記載されている情報は信じ込まないでください!!
笑いを取るための本当に妄想なんです! 絶対に信じないでください!
「俺の立てた仮説では…。
ソニーはPlayStation3を使って俺たちの支配を企んでいるかも知れないんだよ!!」
「な、なんだってェェェェェェェ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
「いいか、今回のシステムソフトウェアのアップデート(1.30)では、
とある。
もちろんこれは、彼らの計画を巧みに偽装するためのアップデートであると言うことが容易に見て取れると思う。」
「本命は…。」
「僕たちを操作するプログラムが仕込まれた…?」
「そう思って間違いないだろう。」
「ハッ! ま、まさか…俺がいきなり『リッジ』がうまくなったのも…!?」
「その副作用だろうな、恐らく。」
「で、ですが! いくらPlayStation3が高機能マシンだとしてもそんないきなり人の体を操ってゲームの操作を上手くするなんてこと!」
「『Cellプロセッサ』…。」
「え?」
「正しくは『CELL Broadband Engine』…。」
「それは…?」
「PlayStation3のCPUですよね?」
「あぁ。これはSONYとIBMが共同で開発したと言われるPlayStation3用のCPU(中央演算処理装置)だ。
1つのコアに8つのプロセッサを持つ『マルチコアプロセッサ』といわれるもので、
未だにパソコン用のCPUで1つのコアに8つものプロセッサを持つCPUは開発されていない。
今のところ(2007年1月現在)は2つだ。」
「じゃあ…」
「単純に考えて処理能力は今のパソコンの4倍以上の処理性能を持つ、と思ってもらって間違いないだろう。
それだけの処理能力があれば、脳への電気信号の伝達くらいは容易なはずだ。」
「で、ですが! それだけでは『リッジ』の操作が上手くなったこととは全然関係が!」
「まぁ落ち着いて聞け。話の真相はここからだ。
人がレースゲームをして、単純に『上手になった』と感じるところはどういう時だと思う?」
「そりゃあ、いいタイムが出たり。」
「壁や相手にぶつかったりしないで調子よくゴールしたときでしょうね。」
「そうだな。じゃあ、開発者がPlayStation3にそのような機能(電磁波で人体を操作する)が組み込まれているとわかっている上で、プログラムを組む際に
『上手くなった!』と実感させるようにするためにはどういう風に操作すればいいと思う?」
「そりゃあ、さっき言ったように…ああッ!!」
「気がついたようだな。」
「どういうことだ?」
「つまりだ。お前は最初『リッジ』をプレイしている際、いつもいつも同じ場所でミスをしたか、ある一定以上のタイムを出せなかったわけだ。」
「それが仮に『人体操作プログラム』の発動のトリガーとなって…」
「PlayStation3と電磁波がお前の体を操作し、上達の手応えを感じさせるようにお前の体を仕立て上げたとは取れないか?」
「まさか! だいたいそうならゲームの方で調整ができるだろ!」
「…そこで問題になってくるのがディスクメディアというメディアの問題と、Blu-rayディスクだ。」
「どういうことだ?」
「ディスクメディアは知っての通り、データの書き換えができない。
つまり、実際にプレスした後に出てきた問題はどうやっても対処できない。」
「バグが発見されてもよほどのことじゃない限り回収されませんしね。」
「そこで開発者が目を付けたのが問題のアクティブ修正だ。」
「アクティブ修正?」
「そうだ。問題の根となるバグを潰すのが『パッシブ修正』だとしたら、その問題をプレイヤーの側で乗り越えることを『アクティブ修正』と仮定した。
現在の所、PlayStation3で採用されているBlu-rayディスクが一番容量が大きいのは知っているな?」
「ああ、確かX-BOX360でも今はまだDVD-ROMだから4.7GB。」
「Wiiでもせいぜい4GBくらいでしょうかね。」
「そうだな、それに比べBlu-rayは30GBという恐ろしい容量を誇っている。もしそこに開発者がバグを乗り切るために
人体操作プログラムを仕組んでいたとしたら?」
「えええええええぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜?!?!?!?」
「PlayStation3はその高性能さもあって開発費と開発時間が膨大にふくれあがる。
長いスパンで遊んでもらうためにはバグを潰し、遊びやすい環境を提供しなければならない。
そのため予期せぬバグが多数見受けられるようになると予見した開発側が、あえて正規のプログラム容量を削り、
人体操作プログラムに割いたとしても何ら不思議ではない。」
「そうすることで回収の手間や費用を抑え…」
「プレイヤーには『上手くなった』と思わせる仕組みが用意されていたって事か!」
「そうだ。」
「で、でもよ! じゃあ何でそれがソニーの人間支配につながるんだ?」
「確かに、それはボクも聞こうと思ってました。」
「恐らく『リッジ』の発売元のバンダイナムコゲームズは最初から人間支配などを目的としてはいないんだろう。
だからその機能をプレイヤーのために還元したんだ。
それはバンダイナムコゲームズがハードウェアのメーカーじゃないからだ!」
「どういうことだ?」
「まずはこの記事を見ろ。
PS3は「タフな状況」 ソニー2Q、エレキ復調も営業赤字(IT Mediaより)」
「つまり、ソニーは全体的に赤字を計上しているって事だろ?」
「そもそも、ハードウェアを作っているメーカーはハードウェアを売り上げることでハードの投資分を回収しようとは考えていない。
卸価格だって利益なんかほとんど出ないんだ。」
「じゃあどうやって黒字に持って行くんですか?」
「ソフトウェア販売のライセンス料だ。例えばゲームソフトの値段の内、1000円がライセンス料だとすれば、
約300万本売り上げている『ファイナルファンタジーXII』は30億円のライセンス料が入るわけだ。
ハードウェアメーカーはこのライセンス料で開発費の補填をしているわけだな。」
「なるほど…。」
「ちょっと待ってください、それじゃあソニーは…。初めは人体操作プログラムなんか搭載しようと考えていなかったんじゃないですか?」
「いいところに目を付けたな。そうだ。ソニーはゲームハードの売り上げで開発費なんか回収できないと知っているんだ。
そもそも人体操作プログラムでPlayStation3を売ろうとなんか考えてはいなかったんだよ。
だから、1.30までのシステムソフトウェアでは人体操作プログラムを組み込んでいなかった。
もっと言えば、常に電磁波を出しておく必要はなかったということになるな。」
「だから旧バージョンのソフトウェア版のPlayStation3ではゲートが反応しなかったのか…。」
「そういうことになる。」
「ですが、今度は新たな疑問が浮かんできますね。」
「なんだよ?」
「だいたい、PlayStation3から電磁波が出ていればそれを見ている人全員がPlayStation3を買う行動を見せるんじゃないですか?」
「そうだな。」
「その通りだ。だがそれは単純に電源が入っていない状態のPlayStation3では
人間の脳に作用を及ぼせるほどの力がないか、または長時間続かないのかという理由で説明がつく。」
「なるほど。」
「でもよ、仮にPlayStation3を使って人体操作プログラムを発動させたとしても、
そもそもPlayStation3を持っている人間に新たな本体を買わせようとしても意味がないんじゃないか?
ってかそもそもソニーは何で人体操作の必要があると思ったんだよ?」
「そうだな。結論を急ごう。そもそもソニーはPlayStation3で人体操作をしようと考えていなかったと言うことはわかった。
だが、この時点でソニーはどうしても人体操作プログラムを発動させる必要があったんだ。
それはソニー全体の赤字と販売台数の伸び悩みだ!!」
「売れ残ってましたしね。」
「そうだ。販売台数が伸び悩むと、それだけ開発費の回収が遅れる。それだけは避けねばならない。
ソニーは人体操作プログラムを使えば、PlayStation3の販売台数の拡大だけじゃなく、
ソニーグループの赤字全体が解消できる、と思ったんだろうな。
システムのバージョンアップがものすごく早かったのが俺の仮定をより信用たらしめた。」
「だが、どうやってその赤字解消をPlayStation3でやるつもりだったんだ?」
「話は簡単だ。人体操作プログラムを発動させればPlayStation3の電波の届く範囲にいる者は皆そのプログラム通りに動かなければならなくなる。
例え欲しくない物を買ったとしても、記憶とて言ってみれば電気信号だ。
電流による記憶操作を行えば『欲しかった物が手に入った』と錯覚させられる。
それに、以前我々が調査した中に、『スリーパーキラー計画』(コンピュータウィルスと違法電波による催眠殺人の計画。未解決)があっただろう?
あれのソニーの実行案がこれだとしたら?」
「し、しかし! この計画はPlayStation3が無ければできないんだろ? どうやってPlayStation3で人類全体の意志をコントロールするんだよ?」
「答えは、CELLにある!!」
「CELLに?」
「言ったろう? 『CELL Broadband
Engine』と。つまり、CELLはブロードバンド環境において絶大な効力を発揮する。
両モデルにLANの機能が付加されていることを考えてもその狙いは明らかだ。
人間の無意識下で意志をコントロールし、グリッドコンピューティング(分散コンピューティング)で世界中のコンピュータをPlayStation3にするつもりだったんだ!」
「おい!! ちょっと待て! どういうことだ、O山プロ!」
「以前、『スリーパーキラー計画』を調査していたときに、コンピュータウィルスによるコンピュータの遠隔制御を我々は解明した。
だが、今はまた事情が変わってきている。それが
無線LANの普及とCELLの存在なんだよ!!!」
「ッッッッッッッッッッッッッッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
「無線LAN環境下では有線LANよりも遙かに多い数の端末が簡単に接続可能となる。ホットスポットや公衆無線LANを見てもらえばわかるだろう。
そんな環境下にあって、例えば60GBモデルのPlayStation3のCELLは同時に接続されたコンピュータのハードウェアをその高機能で制御し、電磁波の調整を行う。
8つものコアを持つCPUだ。侵入の解析なんかはさほど難しくないだろうな。
そしてCELLの支配下に置かれた複数のコンピュータは今度はネットワークで結ばれたマシン同士のグリッドコンピューティングによって、
CELLに近いかそれよりも上の性能を手に入れたコンピュータとなり、違うLANの領域に侵入してそのLAN環境下のマシンをCELL化してしまう…。
加えて、世界第1位と2位の人口を有する中国とインドの台頭…。これはブロードバンド環境下にある人間の数が世界的に見て、劇的に増えていることがわかる。
中国やインドの各家庭のマシンががCELLの支配下に置かれ、急速に、そして気がつかない内にCELL化したマシンが世界中に広がっていく…。
最終的には皆ソニーの下僕となっているんだよ!!」
「な、なんだってェェェェェ〜〜〜!!」
「『スリーパーキラー計画』が形を変えた結果とも言えるが、この計画は殺人という目に見える結果がないぶん、一般の人にも気づかれにくい…。
気づかれないまま、人はソニーのなすがままに、支配される形になるだろうな。
しかも、以前とは環境が全く違う。対象となる人の数は携帯電話を合わせれば計り知れないっ…!!
システムソフトウェアを1.30以上にした人は皆、いや、インターネットを使っている全ての人間はソニーの私兵になる可能性を秘めている!!」
「か、回避する方法はないのかよ?」
「PlayStation3に―恐らく偶然ではあろうが―人体操作の機能がある、ということが知られた時点でアウトだろうな。
1.30のシステムソフトウェアが搭載されたモデルが売られていることを考えてももう遅いと思った方がいいだろう。
より高く、よりリアルにを追い求めた結果、人は自滅への道を選んでしまったと言える。」
「また…俺たちは遅かったってのかよ…。」
「まだ本格的にソニーの侵攻が始まっていないから何とも言えないが…。」
「もう時間の問題でしょうね…。」
「金儲けのために企業倫理を失い、なんでもするという姿勢でいるなら、もう俺たちに…未来は…ない…。」
「そんな…俺たちはたった1つの会社のいいなりになって一生を終えていくというのかよ…!」
「自分が自分でなくなる…これはある意味…滅亡より辛いっ…!!」
「俺たちは…どうなってしまうんだ…?」
「恐らく…ソニーの言われるがままの兵隊となっていくんだろうな…。
人類を支配するのはソニーと言うことになる…。
PlayStation3が世に出た時点でソニーの支配が決まっていたのかも知れない…。
俺たちは……遅すぎたんだ…!!」
「そ、そんな…!」
「僕たちの………未来は………どうなってしまうんですか…?」
PlayStation3が防犯ゲートを通る際、未だにブザーは反応する。
これは水面下でソニーが人類支配をもくろんでいる証拠であると確信する。
PlayStation3の販売台数の伸び悩みが今後どのようにソニーに行動させるのか。
我々SMRは今後も慎重にソニーの動向を見張っていこうと思うっ…!!(O山プロ)
※何度も言いますが、
このストーリーはフィクションです。
実在する人物・団体・固有名詞とは全く関係がありません。
書いた本人が言っちゃダメですが、鬼の首を取ったようにSCEに報告のメールや抗議等を送らないようくれぐれもご注意下さい!
あくまでこれは一つの妄想物語です。もう一度書きますが、
このストーリーはフィクションです。
実在する人物・団体・固有名詞とは全く関係がありません。
上記の約束が守れない方は決して見てはいけません。
これはこれ、それはそれと割り切ってご覧いただける方にのみ、閲覧を推奨しております。
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